鹿肉の柔らかさを保つために
下味を入れて油通 しするが、
野菜は歯切れ、香りを残すために
湯通しや油通しをしないで、
直に炒めて仕上げるのがポイント。

 
 
■材料
鹿フィレ肉 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 300g(半斤)
タケノコ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 37.5g(1両)
人参 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 75g(2両)
汕頭咸菜(漬物)‥‥‥‥‥‥‥‥ 7.5g(1両)
セロリ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7.5g(1両)
青・赤ピーマン ‥‥‥‥‥‥‥‥ 各1個
ショウガ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 少量
ニンニク ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 少量
レモンの葉 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2〜3枚

●調味料A
重曹 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 少量
卵 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1/2個
醤油 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 小匙1
塩 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 小匙2/3
砂糖 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 小匙1
チキンパウダー ‥‥‥‥‥‥‥ 少量
片栗粉 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ レンゲ1
油 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 少量

●調味料B
チキンパウダー ‥‥‥‥‥‥‥‥ 少量
砂糖 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 小匙1
カキ油 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 小匙1・1/2
マギーシーズニングソース ‥‥‥ 少量
塩 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 少量
水溶き片栗粉 ‥‥‥‥‥‥‥‥ 適量
スープ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 大匙1

■作り方

1. 鹿肉はやや太めの細切りにし、水30ccを加えて混ぜながらほぐす。
2. 調味料Aの重曹〜片栗粉を順に混ぜ、1の鹿肉を入れて混ぜ合わる。最後に油を加えて軽く混ぜ、下味をつける
 鹿肉を柔らかくするために水、重曹を加えるが、いずれも鹿肉の状態を見て加減する。
3. タケノコ、人参、セロリは細切りにし、咸菜も同様に切って水につけ、塩抜きする。
 汕頭咸菜は、芥菜を塩、砂糖、水、南姜で漬けたもの。クラゲの頭と和えたり、焼きそばの具に入れたりする。広東省澄海市産。
4. 青・赤ピーマンは種と内側の白い筋を取り除いて細切りにし、ショウガも同様に切る。ニンニクはみじん切りにし、レモンの葉は葉脈が硬いので取り除いて、細い細切りにする。
 レモンの葉は少し苦みがあり、硬いのでできるだけ細く切る。香りが強いのでクセのある材料(果子狸、穿山甲など)と組み合わせるとよい。
5. 調味料Bのチキンパウダー〜スープまでを混ぜ合せておく。
6. 空鍋にタケノコ、咸菜を入れて炒め、水分をとばして香りをだす。
7. 次に鍋を熱して油を入れ、170℃になれば鹿肉を入れて手早くほぐして油通しし、セロリ、人参の順に加えてすぐに取り出し、油を空ける。ピーマンは小さなボウルに入れ、熱い油をかけ、油をきる。
8. 鍋にショウガ、ニンニクを炒め、香りが出ればタケノコ、咸菜、ピーマンと鹿肉、セロリ、 人参を入れ、5の調味料Bを加えて一気に炒め合わせる。最後にゴマ油少量を加えて器に盛りつけ、レモンの葉を散らす。