慶事に向く宴席料理で、
車エビを使って紅白に仕上げた
2種類の料理を一皿に盛り付ける。
それぞれの料理名は、

紅色が山脆蝦球、
白色が油泡玻璃蝦球である。

 
 
■材料
車エビ(冷凍)‥‥‥‥‥‥‥‥ 約24匹
  (450g:12両)
ミントの葉 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 適量
重曹 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ レンゲ1

●調味料A  山脆蝦球の下味
卵 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1個
チキンパウダー  ‥‥‥‥‥‥‥‥ 小匙1/2
塩 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 小匙1
砂糖 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 小匙2/3
片栗粉 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ レンゲ1
油 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 少量

●調味料B 山
餅(サンザシゼリー)‥‥‥‥ 150g(4両)
条(サンザシゼリー)‥‥‥‥ 75g(2両)
干しナツメ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 75g(2両)
砂糖 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 300g(8両)
酢 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ レンゲ4
豆瓣醤 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 75g(2両)
美極(鮮茄)辣椒醤 ‥‥‥‥‥‥ 170g
(唐辛子入りケチャップ)  
ケチャップ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 170g
水 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1.2kg(2斤)
食用色粉(オレンジ)‥‥‥‥‥‥  少量

●調味料C 油泡玻璃蝦球の下味
卵白 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1個分
チキンパウダー  ‥‥‥‥‥‥‥‥ 少量
塩 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 小匙1
砂糖 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 小匙2/3
片栗粉 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ レンゲ1
油 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 少量

●調味料D 玻璃汁
スープ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 150cc
チキンパウダー  ‥‥‥‥‥‥‥‥ 小匙1/2
塩 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 小匙2/3
砂糖 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 小匙2/3
水溶き片栗粉 ‥‥‥‥‥‥‥‥ 少量

■作り方

1. 車エビは殻を取り除き、背開きにして背わたを取り、水500ccと重曹を混ぜ合わせた中に30分間漬け込み、15〜20分流水にさらす。
 重曹は冷凍のエビの肉質を変化させ、弾力が増す効果がある。エビは重曹に浸けると苦みを帯びるので必ず流水にさらすこと。
2. 1の車エビ(半量)は、調味料Aで下味をつけ、
脆蝦球用にする。
残りの半量はエビの表皮をそぎ切り、調味料Cで下味をつけて油泡玻璃蝦球用にする。
3. 山汁を作る。
調味料Bの山餅と山条は水に浸けて
柔らかくし、ナツメは水に浸けて戻し、皮、種を取る。すべての材料をミキサーにかけてペースト状にする。
 日本の豆瓣醤は香港のものに比べて辛みが強いので半量(75g)を用いる。
 美極(鮮茄)辣椒醤は、シロップ、水、塩、唐辛子、トマト、コーンスターチ、ニンニク、ショウガを合わせたもの。なければ唐辛子とケチャップで代用する。
4. 山脆蝦球用のエビは片栗粉をつけて
丸く形を整える。高温の油でカリッと揚げてから
汁と絡める。
5. 油泡玻璃蝦球用のエビは油通しする。調味料Dのスープを沸かし、水溶き片栗粉でゆるくとめて玻璃汁を作り、絡める。
6. 皿の中央に4の山脆蝦球を盛り、
周りにミントの葉と5の油泡玻璃蝦球を並べる。