支部発足会報告
〈第一号〉愛媛県支部発足!!
 
 

 平成15年2月18日、松山市道後「大和屋本店」にて支部発足会が開かれ、ここに愛媛県支部が誕生しました。
 発足会には畑耕一郎主任教授、水野邦昭主任教授、近藤一樹専任教授をはじめ卒業生約40名の参加があり、第一部の発起人代表の挨拶、畑先生の挨拶、役員選任と滞りなく進み、第二部は水野先生の乾杯の挨拶で始まり、予定の1時間半が短く感じられる程の盛況のうちに終了しました。
 今後、第二、第三の支部を発足し、活動への地元会員の参加を募っていきたいと考えていますので、すでに地元で卒業生の集まりを持っておられる方は事務局までぜひご一報をお願いいたします。



 
   
発起人代表
坂上 好乙
(調理13期生)
 
 私は松山市駅前で、イタリア料理店「ロマーナ」を経営しています坂上と申します。
 松山には辻調を出られた素晴らしい料理人の方がたくさんおられます。そういう方々とたまに飲む事があるのですが、料理の事、食材の事、松山の飲食業の実状、経営の事で朝まで語り合った事もあります。これも辻調の仲間ならではの情報交換ではないかと思っています。その時に、よく話に出てきた事は辻調出身という事で、もっと輪を広げたいネ、と言う事が話題に上がっていました。私達のような者でも若いOB達に役立てる事があるのではないか、またいろいろなアドバイスや就職活動のサポートなどが出来るのではないか、そんなステキなOB会が作れたらいいなぁ、と皆で話していました。
 本日ここに、思い描いていたOB会が「コンピトゥム愛媛県支部」と言う形で発足いたしました。これからは一人一人のご協力を得、情報交換、料理講習会、人材の手配などの活動が出来、これから辻調を卒業される方々に喜んで参加していただけるようなステキな会に育てていきたいと考えています。

 
<愛媛県支部役員>
■支部長
岡田 三朗 (調理15期生)
「ル・トワ・ ルージュ」オーナーシェフ


■幹事

坂上 好乙 (調理13期生)
「ロマーナ」オーナーシェフ

山口 俊夫 (調理17期生)
「フェ ア ラ メゾン」オーナーシェフ

竹内 清孝 (調理14期生) 
こだわり豆富の店「清たか」主人

桧垣 彰 (調理17期生)
割烹「春駒」主人

河内 昭彦 (調理17期生)
「彩華」オーナーシェフ

安永 英樹 (調理25期生)
「大和屋本店」洋食チーフ

甲谷 一敏 (調理22期生)
松山全日空ホテル「桃園」副料理長

浜口 雄彦 (調理23期生)
「濱作」取締役

近藤 浩貴 (調理26期生)
「レストラン シェルブール」オーナーシェフ
 
 


 
  「コンピトゥム」
西洋料理分科長 

水野 邦昭 
(調理9期生)
 
   コンピトゥムの設立時からの念願であった支部の発足が、愛媛県を第一号として実現したことは、運営に携わる者として喜びです。愛媛県支部とは言うものの、広く四国支部と捉えてもよいであろうと私は思っています。まずは、支部第一号の愛媛支部で、講演会、講習会、美食の会などいろんな企画、活動を実施し、それを通して会員のつながりを強めていきたいものであり、愛媛県支部をモデルにして、今後、支部が次々と設立の運びとなれば、この上ない喜びです。      
 発足会に参加して感じたことは、それぞれが辻調グループ校の卒業生であることを誇りにしてくれていることであり、また、母校の発展を心から嬉しく思ってくれていることです。母校を守る立場である私たち職員の責任を再認識した次第です。
 参加してくださった方々の卒業期も一桁から二桁とさまざまでしたが、3期生で今年80歳の料理研究家伊達和子さんにも久しぶりでお会いし、辻調の歩みを顧みるよい機会でした。
「学校にとっての大きな財産は、卒業生の活躍である」。在りし日、辻静雄前校長が力を込めて言った言葉を私は胸にしっかりと刻み込んでいますが、その前校長が亡くなってこの3月でちょうど10年。その年に支部第一号が発足したということは、私自身心に期すものがあります。