ピエスモンテ部門の最優秀賞を獲得された感想は?

 率直に嬉しいですが、それ以上に今回作品を出品する上で支えてくれた先輩方への感謝の気持ちでいっぱいです。

作品のテーマは何ですか?
 テーマは『龍と鳳凰』。狙いとしては、“女性が作ったとは思えない”迫力をだしたかったのですが、作り始めたら作品を完成させるだけで精一杯でした。ただ、作品の完成度には満足しています。今回のような大きな作品を作るのも、大会に出品するのもすべてが初めてだった中でイメージ通りに作品を作り上げられたことは、自分自身への大きな自信となりました。

作品を作り上げる上で大変だったことは何ですか?
 まず、デザインを決めるのが大変でした。ゼロから何かを生み出すことの難しさを改めて痛感しました。出品する以上は、最優秀賞を目指していいものを作ろうという気持ちでいっぱいでしたのでプレッシャーを余計に感じました。ようやくデザインが決まっても、実際にその通りに作り上げるだけの技術がなかったので一から練習して・・・すべてが大変でしたね(笑)。

逆に楽しかったことはありますか?

 当然、先輩の指導があってのことですが、作品を作り上げていく中で自分の技術がレベルアップしていることを実感できたことです。努力した分だけ成長していく自分自身が嬉しかったですね。

今回、コンテストに参加しようと思った動機は何ですか?
 5月頃に先輩から参加してみたらと声をかけていただいたのがきっかけです。飴細工が好きだったので、ピエスモンテ部門に参加しようと決めました。

コンテストに参加してみていかがでしたか?
 自分が本気になって取り組み、それが大きな結果として結びつけることができたことは、今回コンテストに参加しての一番の収穫です。誰にでもチャンスがあり、目標に向かって本気で取り組めば、それが達成できるということを実感しました。
本コンテストには、たくさんの卒業生の姿を見受けられましたが、もっと多くの卒業生に参加してもらいたいですね。高い目標を掲げて、その目標に向かって本気で取り組んでください。

辻製菓専門学校職員 今村典子先生