2009年でオープンから17年目を迎えています。関西ではすっかり老舗になった「ディーバ」です。天満の市場の一角のビル、名前も「好きやねん天満ビル」と言う如何にも大阪らしいところにお店はあります。17年前からオーナーシェフの料理に対する情熱やスタイルは少しのブレもありません。しっかりしたボリューム、流行には流されない、味付けはしっかり、自分が食べたくなるものを作る。仕込みから仕上げ、オーダーからサーヴィス全てを一人でこなす。信じられない身のこなしです。シェフは体が大きいだけに汗を一杯かいての奮闘振りは「お手伝いしましょうか」と声をかけたくもなります。以前はスタッフを雇っていましたがスタッフに使う気苦労の分をお客様に還元できた方がいいと思い3年位前から一人でやることに決めたそうです。これには自分に対しての戒めも含んでいるそうです。おかげで久しぶりにした洗物で腱鞘炎にかかってしまったと笑って話す中尾氏でした。店名の《DIVA》は1981年のフランス映画に感銘その題名を頂いたそうです。シェフは大の映画ファンでもあります。（Ｊｕｎ）