調理師学校を卒業後、東京の有名フレンチで働き、その後渡仏。パリの小さなレストランでシェフを任される機会に恵まれました。この料理が今の原点のようです。お店はパリのビストロそのもの。テーブルの大きさ、お皿、水のピッチャー、塩胡椒もフランスそのままです。開店以来料理のボリュームが評判に。女性は1人前を2人でシェアして丁度ですねとマダムに言うと「実は女性の方が分量をお召し上がりになる方が多いのです。」と言う説明でした。ランチはほとんどが女性客、1時を過ぎた2回転目のお客さんも多い。メニューは昼も夜も基本はプリ・フィックス。前菜、メインで昼 1，200円、夜2，700円。シェフの宮下氏は学生時代は柔道でかなり有名だったとか、今でもその巨漢で調理場を軽々しく立ち働いています。朝は市場に買出しに、ランチが終われば仕込み、夜が終わって片付けが済んで帰宅、すぐに朝、また市場に出かける。料理で１日が暮れる毎日だそうです。この値段でこの料理内容と分量、予約がとりにくいのが納得できます。（Ｊｕｎ）