函館市のランドマーク五稜郭の近く、緑に囲まれた住宅街に佇む白壁の一軒家のイタリア料理レストラン。友達の家に招待された時のようなわくわく感も抱きつつ、木の扉を開けると陽の光がお店いっぱいに注ぎ込まれています。店内は、大きな窓と高い天井でとても開放感があり、カウンターのそばには薪ストーブが。寒い冬は大活躍されているとか。ゆっくり食事を楽しめるようにとテーブルの配置を考えられており、これから始まるお料理が楽しみになります。 オーナーシェフの奥村博史氏は、辻調理技術研究所卒業後に関西のイタリア料理店で修業され、2008年に出身地の函館にこのお店をオープンされました。サービスは笑顔が素敵なマダムが担当されています。 メニューは、不定期に変わります。その時、手に入る旬の食材を使った料理を提供されていますので、メニューはマダムの手書きです。食材は、函館で収穫される地元のものをできるだけ使うようにされていますが、手に入らない食材などはヨーロッパからの食材もうまく利用されています。 今回お伺いしたのは３月下旬、ちょうどヨーロッパではホワイトアスパラガスが旬を迎えているころで前菜は、ホワイトアスパラガスを使った一皿でした。パスタは、シンプルなトマトソースのスパゲッティ。トマトの旨みが濃縮されたソースで、シェフ手作りのリコッターチーズも乗せられており、トマトソースとの相性も最高でした。メインは、「北斗市おぐに牧場和牛の赤ワイン煮込み 黒コショウ風味　ペッポーゾ」。一皿ずつ驚きと発見、感動があり、ゆっくりとした食事タイムが楽しめます。 デザートは、マダムが担当されてるとのこと。やさしい味でシェフのお料理の余韻を思い出しながら過ごせました。（おかもん）