オーナーの山西氏は、2年前まで現場で図面を片手のサラリーマン。信州の友人が作ってくれたそばの味が忘れられず、「いつかは自分で作ってみたい」という気持ちを抑えられず、50歳で転身。辻調に通ってまずは料理全般を勉強。卒業後「路」で修行。2004年7月に北浜に自店をオープン。明治20年に曾祖父の「忠治郎」氏が料亭を営んでいた場所である。お店には当時の器がありそれでお料理を提供してくれる。窓越しに土佐堀川、中之島が美しく見える。そば粉を厳選した細切りの風味と腰の強いそばと、そばを待つ間に出る料理5品がいい。これで1500円のコースは安い。※11年6月に移転オープン。文章・画像は移転前の情報になります。（compi)