こちらのお店は、イタリア・ピエモンテのアスティにある「トラットリア・イ・ボローニャ」で15年シェフを務めていた小林清一氏が満を持して和歌山市に2013年オープンしたお店です。お店は、イタリアンレッドのチェアと真っ白のテーブルクロスが印象的なガラス張りで、開放感があります。大きなテラス席もあり気候がいいときにはぜひ外に出てみたいです。 シェフの小林氏は、素朴で味わい深いイタリアの郷土料理に魅了され、それを日本で伝え、提供したいと強い思いを持っていらっしゃいます。 小林シェフの料理は、どれもしみじみと味わい深く、温かく優しいものばかりで飽きがこないものです。季節の食材を使い、季節ごとに通って味わいたいと感じさせてくれます。 また、どのお料理の食材の旨みを最大限に引き出されていました。お店で出されている食材は日本のものが多く、伺った日のメイン料理には、「イノシシの赤ワイン煮」をいただきました。このイノシシ肉は和歌山県産のものを使われていました。 また、小林シェフのスペシャリテ的な一皿「タラコスパゲティ　ルチア風」もぜひお試しください。今まで食べていた「たらこスパゲティ」とは全く違いました。食べ方もタラコのソースをスパゲティの上にかけていただきます。このソースが本当に味わい深く一滴も残したくないソースでした。（おかもん）