プーリア州の郷土料理がいただけるレストランが大阪・南船場に2013年4月にオープンしました。オーナーシェフの溝口氏は、辻調理師専門学校卒業後、関西で有名なイタリア料理店で修行後、プーリア出身の方と出会い、その方の奥さまが作るプーリア料理に魅了され修行し、ご自身のお店を持ちました。店名の「ラ・ピニャータ」とは、プーリア料理で使う鍋のこと。煮込み料理に使うこの鍋は、本来は鍋ごと窯の中に入れるそうです。お店でももちろんこの鍋を使ったお料理が出されています。今回は、タコを煮込んだ前菜をいただきました。 さて、プーリア州とはイタリアのどの地域のことがご存知ですか？ イタリアの地図を思い浮かべてみてください。ブーツの形したちょうど「かかと」のところがプーリア州です。今回は、この地域で昔から食べられていた「グラノアルソ」という焦がし小麦を使ったパスタも作っていただきました。 溝口シェフの料理は、素材にこだわり素材の味を最大限に活かされています。プーリア州の郷土料理、初めてなのにどこか懐かしく感じれるのもシェフの人柄からのようにも感じました。また、お料理の説明もとてもわかりやすく丁寧なサービスで、プーリア料理を存分に楽しめます。（おかもん）