第22回ガレット・デ・ロワ　コンテスト一般部門（プロの製菓・製パン職人対象）で
辻調理師専門学校 東京の堀越花依先生が優勝されました。誠におめでとうございます！

（堀越先生の優勝の弁）
このような賞をいただき大変光栄に思っております。
このコンテストには並々ならぬ思いがありました。事の始まりは6年前、学生時代に同コンテストの
エスポワール部門（アマチュア・学生対象）に挑戦したところまで遡ります。
学生時代にひとつのお菓子に集中して向き合う経験は他に無かったため、自然とガレット・デ・ロワは私にとって特別な存在となり、この頃からガレット・デ・ロワを探求することが何よりも楽しくなりました。

辻調グループに入職し、自分の強みを作りたいと考えた時に、真っ先に頭に浮かんだのが、
このコンテストに「プロとして」挑戦する事でした。
そして昨年、満を持してようやく初応募に辿り着いたのですが、待っていたのは、思いもよらぬ
「書類審査落ち」という結果でした。
そのような経験を経ての今回の結果でしたから、喜びもひとしおですし、東京校の先生方からは
「ここまで折れずによく頑張ったね」とお褒めの言葉もたくさんいただきました。
本当に有難いことなんですが、私自身、ガレット・デ・ロワを作ることに、（心が）折れるような
辛さを感じたことはなく、自分の好きなことを続けてこられて、贅沢な経験をさせていただいたという感謝の気持ちの方が強いくらいです。

今回、2025年12月に開催されるフランス大会への参加資格も得られましたので、より精度を上げるべく精進してまいる所存です。学生時代の経験をこういう形で結実させることができたということが、
少しでも在校生の皆さんの励みになれば大変嬉しいです。
これまで私のガレット・デ・ロワに関わってくださったすべての方々に感謝いたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　辻調東京　　堀越　花依