卒業生の活躍情報掲載日:2011年1月10日

韓国の雑誌「月間食堂」1月号にフランス料理レストラン「サン・クレール」掲載 

郭 聖光
辻調理師専門学校 2005年卒業 /辻調理技術研究所(フランス・イタリア) 2006年卒業

ソウルでは数少ないフランス料理店を韓国から留学した辻調の卒業生がオープンしました。

韓国の雑誌「月間食堂」1月号に卒業生でご夫婦で経営しておりますフランス料理レストラン「サン・クレール」が掲載されました。 ~以下は掲載記事の訳文です~ くつろぎながら楽しめるフランス料理  サン・クレール 芳?洞の住宅街にフレンチレストラン「サン・クレール」がオープンした。窓からは明るい日差しが降り注ぎ、心地よい空間が広がる座席数18席の店内は、カフェのように気楽な雰囲気でありながら、レベルの高い料理とサーヴィスを提供している。 もともと音楽を専攻していたオーナーシェフ夫妻だが、料理に惹かれて日本の辻調理師専門学校、辻製菓専門学校に留学。卒業後はフランスで経験を積んだという。現在は夫、郭聖光氏が厨房を、妻、李英氏はデザートとパン、サーヴィスを担当し、夫婦で店を切り盛りしている。 料理で大切にしているのは、韓国産の新鮮な旬の食材を使用するということ。フランス料理のテクニックを駆使しながらも、米、さつまいもなど、身近な食材も使う。また、少し酸味をつける、油っぽさを減らして軽くする、塩味は控えめにするなど、味付けにも工夫をして、フランス料理を身近に感じてもらいたいと思っている。 サン・クレールでは、ランチとディナー、それぞれ2種類のコースを用意している。一番人気のコースは、ランチとディナーの両方で提供している4万5千ウォン(約3200円)のもの。料理内容はその日の仕入れ状況により変わるが、取材で訪れた日は蟹、フォワグラ、鱸、和牛などが使われていた。メインディッシュである和牛ステーキは、フライパンで軽く焼いた後で火を入れては休ませるという作業を繰り返してゆっくりと火を通してあり、ジューシーで柔らかく焼き上がっている。ソースは木苺を煮詰めたものにレモンオイルを少し加え、甘くほろ苦い。この他にも甘味、酸味、苦味を一つのお皿に盛りつけたり、八角ビネガーや高麗人参を使ったり、スライスを揚げてからシロップで煮詰めてパリパリにした芋を添えたりと、コース全体を通して味・色・食感を豊かに楽しめるようにしている。さらに、数種類用意された自家製のパンも見逃すことができないポイント。 きちんと基本を身に着けた若い夫婦が紡ぎ出すハーモニーは、料理はもちろん、食器や調度品にも反映されている。選び抜かれた食器類は欲しくなってしまうほど可愛く、ふたりの気持が伝わってくる。 オーナーシェフとして厨房も出来る限り希望をかなえた。店の半分を占めるオープンキッチンは、厨房設備が専門のPOINT AT MARKと設計の初期段階から話し合いを重ね、オーダーメイドの完璧なビルトインシステムを採用。最も効率的に使えるようにした。
  • 0026_12.jpg
  • 0026_13.jpg
  • 0026_14.jpg
    フォアグラ シュークルートジュレ
    赤キャベツソース エピスソース添え
  • 0026_15.jpg
    鱸の蒸し物 トマトとバジル添え
    イカスミとカニの2種類のソース添え
  • 0026_16.jpg
    和牛のステーキ ポップンジャソース 
    メープルシロップ煮の朝鮮人参と野菜のチップ添え
  • 0026_17.jpg
    デセール ラングドシャのミルフィーユ 
    チョコムースとキャラメルムース 
    クリームチーズのグラス添え

活躍情報一覧に戻る