卒業生の活躍情報掲載日:2011年11月21日

2011年「料理マスターズ」を卒業生の川島 宙氏が受賞

川島 宙
辻調理師専門学校 1991年卒業
2010年に農林水産省が料理人顕彰制度「料理マスターズ」を創設。今年で2年目を迎え、今年は、和・仏・伊に加えてスペイン料理・パティスリーも受賞の対象になりました。今年、全国から選出された8名の中に川島 宙氏が(奈良 「akordu」オーナーシェフ 辻調理師専門学校1991年卒業)選ばれました。 <受賞のことば>  まだ若年であり、自分自身の調理スタイルに確信を持って取り組み始めてからの年月が決して長いとはいえない私に目を向けてくださり、感謝の思いでいっぱいです。また同時に、今後、より前向きに未来を見据え、前進していくための勇気をいただいた思いです。地域に根ざし、地元でひたむきに「食」と向き合う生産者の方々とのコミュニケーションをさらに深め、土地のポテンシャルを表現し、高めていけるような料理の提供に努めていきたいと考えています。(料理マスターズ サポーターズ倶楽部HPより。) <顕彰対象>  食材が育まれる地域の風景や、そこから連想されるイメージを皿の上に表現し、独特のネーミングと細心の給仕タイミングで、食す人の記憶に触れるモードスパニッシュを提供。素材本来の旬の姿を食べる人に伝え、質の高い外食空間を形成するとともに、奈良市富雄という地域の知名度向上に貢献している。 奈良近郊の生産者との交流から、ていねいな生産過程を経た本来の季節感に沿う食材を調達。間引き野菜や花など市場に出ずに廃棄されていた食材にも光を当て、生産者との共存を図っている(料理マスターズ サポーターズ倶楽部HPより)。 *料理マスターズ サポーターズ倶楽部  料理マスターズサポーターズ倶楽部は、料理マスターズ受賞者本人と協賛企業とで構成されています。「見つける・称える・育てる」という3つの観点で、民間の立場から農林水産省と協働してこの制度を盛り上げ、支援しています。 ・料理マスターズ サポーターズ倶楽部 公式ホームページ笆コ http://ryori-masters.jp    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------- <概要>  「料理マスターズ」とは農林水産省が平成22年度に制定した料理人顕彰制度のこと。正式名称は、「農林水産省料理人顕彰制度」です。「料理マスターズ」は一般呼称であり、顕彰された方々のことを指す場合と、この制度そのものをさす場合があります。制度の実施主体は、もちろん農林水産省です。より詳しく知りたい方は、農林水産省のホームページへ。 ・農林水産省のホームページ笆コ http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gaisyoku/kensyou/index.html <表彰の種類> この顕彰には、次の3種類の賞があります。 ・ブロンズ賞 ・シルバー賞 ・ゴールド賞 ブロンズ賞は年度ごとに最大8名、シルバー賞は最大5名、ゴールド賞は最大3名となっています。なお、初年度及び2年度目である今年は、ブロンズ賞のみとなっています。これは、シルバー賞は、ブロンズ 賞を受賞後引き続き5年以上にわたって取組を継続し、取組の内容に進歩や発展が認められることが必要となっているからです。さらに、ゴールド賞は、シルバー賞受賞後5年以上取組を継続し、内容に進歩や発展が顕著に認められる必要があります。つまり、一度表彰をして終わりというものではなく、最初の賞が次の賞のステップとして、さらなる取組と相互の研鑽を図るものになっているのです。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------
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    ブロンズ賞 <BR>
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1991年辻調理師専門学校卒業。「akordu」(アコルドゥ)オーナーシェフ。 卒業後、国内のホテル・フランス料理店で約10年間勤務。スペインに渡り、バスク地方の二ツ星レストラン「ムガリツ」で研鑽を積む。2008年近鉄奈良線・富雄駅前にあった古いレンガ造りの建物をリノベーションして、新しいモードスパニッシュを標榜するレストラン「akordu」をオープン。地元の食材を使った、創造性豊かな一皿は関西のみならず、日本中の食通から高い評価を得ている。

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