第7回中国料理分科会より




 2001年8月7日に第7回中国料理分科会において料理講習会が行われた。講師には広東料理界の第一人者として料理雑誌、TVなどでも活躍中の東京「赤坂璃宮」代表取締役総料理長である譚彦彬氏を招いた。
 譚彦彬氏は1943年に横浜市で生まれ、新橋「中国飯店」、芝「留園」などで修業し、その後、京王プラザホテル「南園」、ホテルエドモンド「廣州」の料理長を経て、1996年に東京「赤坂璃宮」代表取締役総料理長になる。
 「赤坂璃宮」は伝統的な広東料理と新しい香港スタイルの料理を融合させた広東名菜が売りものであるが、中でも広東料理が得意とする「焼鹵味」の技術的な評価が高い。場所柄もあるが、芸能関係の著名人も利用する高級中国料理店として名を馳せている。

 講習会では、焼鹵味から「香妃鶏」、香港スタイルの「蜜豆炒金華扇貝」「椒塩爆手長蝦」、伝統的な広東料理から「麒麟紅石斑」の四品を紹介していただいた。講習後、参加者から活発な質問があり、盛況の内に終了した。


1.香妃鶏(地鶏のスパイス漬け)


2.蜜豆炒金華扇貝
(ホタテ貝の金華ハム挟みとスナップエンドウの炒め)


3.椒塩爆手長蝦(手長エビのスパイス揚げ)

4. 麒麟紅石斑(キジハタと金華ハムの蒸し物広東風)