第4回 中国料理 分科会より



 3月24日、第4回中国料理分科会が行われた。講師に林勝倫氏(元・「香港ロイヤルジョッキークラブ」中菜部総料理長)を迎え、香港の技を披露していただいた。
 林勝倫氏の技術は、その経歴から見ても確かなものといえよう。1981年、弱冠34歳で「香港マンダリンホテル」の料理長に抜擢されたのを皮切りに、「フラマーホテル」、「コンラッドホテル」、「采蝶軒」などにヘッドハンティングされ、1992年に、「香港ロイヤルジョッキークラブ」の総料理長として5年契約でスカウトされるなど輝かしい料理人の道を歩んできた。特に、ロイヤルジョッキークラブ移籍の際には、その破格のギャラで話題の人となった。
 分科会で講習された料理は、梅花北鹿絲(鹿肉の香り炒め)、
玻璃蝦球(車エビの紅白炒め)、
椒塩豆腐粒(豆腐の変わり揚げ潮州風)、雪耳養顔鯊魚軟骨湯(サメ軟骨のスープ白キクラゲ入り)の4品。

●「香港ロイヤルジョッキークラブ」は、香港にある最もステイタスの高い会員制クラブのひとつ。メンバーは、香港内外の名士たちによって構成され、中国返還後は「香港ジョッキークラブ」として継続運営されている。