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開催レポート 【東京】大森由紀子氏講演会

フランスの食文化とお菓子の変遷

 
講師:大森由紀子氏
大森由紀子氏 

フランス菓子・料理研究家
エコール・リッツ・エスコフィエ日本窓口
クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ理事

フランスの魅力がいっぱいつまった、地方の伝統菓子や料理に魅せられ、それらを文化的背景とともにTV、雑誌、書籍を通して紹介している。
著書は『フランスふだんのおそうざい』 『私のフランス地方菓子』など多数。

※ 大森由紀子氏ホームページ
http://yukiko.omori.online.fr/
【講習内容】
フランス菓子かいつ頃から出来たのか、また中世(10〜15世紀)〜20世紀までの歴史的な背景の移り変わりや、地方と行事菓子、食文化や先生ご自身が経験された事などをお話して頂きました。
<歴史>
中世: 10〜15世紀 ペスト(伝染病)、戦争、飢えなどでヨーロッパの人口が約1/5に減少した時代。
“十字軍の遠征”(イスラム教とキリスト教との中世最大の対立)により、イスラム教に占領され、その文化が入る。生活様式や食文化なども変わり、お菓子のようなものが始まる。

お粥→水分を少なくしてガレット(蜂蜜や大麦を砕いて丸き平らに焼いたようなもの)→クレープ
砂糖、そば粉、スパイスなどが使われる。
特に砂糖は貴重なもので、使える者が限られていた。
16世紀:
イタリアからカトリーヌ・ド・メディシスがフランスのアンリ2世に嫁ぐことにより、人々の移動(身のまわりを世話するもの、料理人、菓子職人)があり、イタリア文化が伝わる。

イタリア発祥のマカロンがフランスの各地方(アミアン、モンモリオン、サンテミリオンなど)で、その土地独自の形で作られるようになる。


また、マカロン・パリジャン(日本でよくみかけるタイプのもの)は「ラデュレ」、「ダロワイヨ」で作られはじめたのではといわれている。
18世紀: フランス革命(1789年)、一般庶民にはまだ砂糖が手に入らない時代。
アントナン・カレーム誕生: 建築学と料理菓子を組み合わせた宮廷料理人 (食文化に革命をもたらした第一人者でもある)
調理器具の発明: ピエスモンテ
19世紀: 偉大なる料理人、オーギュスト・エスコフィエの誕生。
今までよりは身体に良い配合や材料で新しい料理ができる。
<地方菓子>
それぞれの土地の産物を使って作られるのが基本。
その中には美味しいものも、そうで無いものがあるが、それが地方菓子の良さでもある。
同じような名前、同じような材料を使う。形が違ったりもする。
交通の便が悪い時代で情報交換ができず、その地方独自のものができ上がる。
地元意識やプライドが強いのも理由のひとつであり、彼らは伝統を大切にしている。
<季節の行事菓子、修道女達が作る菓子>
お祭り(カーニバル)の菓子にはクレープ、ワッフル、揚げ菓子がある。
共通するのはオーブンを使わない事。
家庭でオーブンが手に入らない時代は暖炉で作り、お祭りのときには大量に作りみんなで楽しめる。
その地域での必要性、節約、などの理由があって作られる。
また、時代背景、生活、情熱があり今日の菓子がある。
 
 


   
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