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奈良県に8店舗、大阪府に1店舗と積極的に多店舗展開にしている『西湖』。
そのオーナーとして活躍されている橋本肇氏にインタビューしてみました。


橋本肇氏(辻調理師専門学校16期生)は、20代の頃はスポーツ選手として企業チームで活躍されていて、飲食業界への転進を決めたのは30歳の時。遅いスタートというハンディを橋本氏がどのように乗り越えたのかをご紹介します。また、2005年9月1日からは辻調グループ校コンピトゥムの会長に就任されました。現在までの会長の軌跡、今後のコンピトゥムへの取り組みを語っていただき、後身たちへのメッセージをお届けします。
 
○会長のキャリアについて
現在、会長は9店舗を有する『西湖』の経営者として活躍されていますが、意外にも飲食業界に進まれたのは遅かったと伺いました。

 はい。高校卒業後、私はバレーボールの選手として電機メーカーに就職し、そこで選手生活を10年間送りました。選手を引退してから、以前から興味のあったお茶を学び始め、それがきっかけとなって料理にも関心を抱き、30歳のときに辻調グループ校に入学しました。入学当時には、すでに家族と喫茶店を経営しておりました。学校で学んだ料理を喫茶店で提供し始めたのが『西湖』の原型です。

最近では、会長のようにサラリーマンから飲食業界への転職者が増えています。このような状況をどう感じていらっしゃいますか?
 自分のやりたいことで生活をするというのは素晴らしいことです。多くの方が自分の夢にチャレンジし、飲食業界に進まれることは歓迎です。ただ、飲食業界も競争が厳しい世界ですので、「サラリーマン生活が嫌だから」というネガティヴな姿勢では成功はできません。会社生活にも魅力を感じるけれど、それ以上に飲食業界での仕事に魅力を感じる、というポジティヴな姿勢が必要ですね。強い信念さえあれば、体力面や年齢面などはまったく関係ありません。スタートが遅れたのであれば、遅れを取り戻すために人一倍努力すればいいのです。体力面に関しても、本当に自分の好きなことであるならば、仕事を苦と感じないでしょう。
 先程も申し上げた通り、私は30歳で辻調グループ校に入学し、料理の勉強をしつつ自分のお店でも働いておりました。とても忙しい日々でしたが、授業は絶対に休まず、授業の合間には積極的に先生方や学生たちとコミュニケーションを図ったりと、一瞬たりとも時間を無駄にしないという気持ちでいっぱいでした。辛いという気持ちがなかったと言ったら嘘になりますが、ただそれ以上に楽しい気持ちが上回っていましたし、今も同じ心境です。


飲食業界への転職希望者に対して何かアドヴァイスをお願いします。
 まず、レストランの現場を体験してみてください。それで、一生この仕事をやっていこうと意思が固まったら、例えば辻調グループ校といった専門学校で料理やお菓子を学ぶというのが効率的だと思います。一度現場を経験していれば、学校で何を学べばいいのかというポイントが分かりますし、一つ一つのテクニックに対して「なぜそうするのか?」ということが理論的に理解できるはずです。特に、辻調グループ校では基礎的なことから高度なテクニックまで教えてくれるので、現場経験があれば視野が広がって、授業がより身につくと思います。
 飲食業の使命は、お客様に料理やお菓子を気持ちよく食べていただき、喜んでいいただくことです。「お客様の喜びが自分の喜びである」と感じる方であれば、この仕事は天職だと思います。仕事の内容は、料理やお菓子を作るだけではありません。サーヴィスや店舗経営という仕事もあります。業態も個人レストランからテイクアウト専門、デリバリー専門などさまざまです。飲食業界は競争が厳しい世界ですが、可能性が十分にある世界でもありますよ。

30年以上飲食業界で活躍され、いまだ現役である会長を支えている要素はなんでしょう?

西湖HP http://www.saikoonline.com/

 「お客様の喜びが自分の喜びである」という気持ちを持ち続けることです。もし可能であるならば、24時間寝ずにこの仕事に取り組み続けたいくらいです(笑)。仕事に対する意欲はまだまだありますよ。大阪・梅田の『餃子スタジアム』への出店を機に、大阪への進出を考えています。それと、ホームページは今後の『西湖』を担う大きな柱ですね。現在、餃子のネット販売を行っていますが、このウェブ媒体というのは店の広告宣伝だけでなく、販売ツールとして重要になるでしょう。


○コンピトゥムについて
会長として<デザートのコンセンサス>フォーラムと定期総会を振り返ってのご感想は?
 まず、一人の卒業生としての率直な感想は、辻調グループ校は私たちに対して常に門戸を開いてくれている、つまり、卒業生が飲食業界で活躍できるように応援し、サポートしてくれていると感じました。
 コンピトゥム会長としての意見を述べると、会場には若い卒業生がたくさんおられたので、「やはり、世代が替わったのだな」と感じました。以前に平井和光先生がおっしゃっていた通り、コンピトゥムの活動をぜひこうした若い方々に託し、より活発化していただきたいと思います。
 ただ、コンピトゥムが“人と情報の出会いの場”を目指すのであれば、中堅やベテランの卒業生をもっと巻き込みたいですね。仕事上や人生の先輩として、後輩にアドヴァイスできることがたくさんあるはずです。若手もそうしたアドヴァイスを求めているのではないでしょうか。若手からベテランまで幅広い層の卒業生が同じ場で互いに刺激しあえる、コンピトゥムならではの活動を確立したいですね。

卒業生がコンピトゥムに入会することのメリットは何でしょうか?
 辻調グループ校を卒業して就職をすれば、当面は職場のことで精一杯でしょう。ただ、職場で経験を積み、責任あるポジションに就く、もしくは独立するとなると、必ず“壁”にぶつかる場面が出てくると思います。そうしたときに役立つのがコンピトゥムです。コンピトゥムは卒業生と辻調グループ校と飲食業界を結びつけるパイプ役を担っています。辻調グループ校は、飲食業界に大勢の卒業生を輩出し、幅広いネットワークを構築しています。コンピトゥムを通じて、このネットワークを活用し、学校の先生や同じ志を持った仲間に悩みを相談すれば、必ずや的確なアドヴァイスをいただけるでしょう。
 コンピトゥムは、人間関係を作る、広げることのできる“飲食業界の社交場”と言えるかもしれませんね。

最後に、後輩へのメッセージをお願いします。
 お茶の世界では“一期一会”の精神が大切にされていますが、それは人生や仕事にも当てはまります。今やるべきことに全力を尽くすことが大切です。若さは何よりも武器ですので、自分がやるべきと思うことを恐れずに挑戦してもらいたいです。なにが正しくてなにが間違っているかは誰にも分かりません。失敗をしてもいいと思います。ただ、なるべく人に迷惑をかけないようにしてください(笑)。




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