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(大阪フランス・イタリア
カレッジ11期生)
兵庫・神戸
レストラン 『オルフェ』
2001年7月 就職 |
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中塚 寛治総料理長
(調理23期)と
サーヴィススタッフ
右から2人目後藤氏 |
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Q:最初は料理を志されていたと思いますが、そのきっかけは?
そうですね。料理の道に進もうと思ったのは高校の頃からですね、TVで「料理の鉄人」をよく観ていたのであの影響が強かったですね。
Q:で、この道に進むことにご両親は反対されませんでしたか?
自分で勝手に手続きやなんかを進めてしまってから言いました。
Q:カレッジに進学されたのはフランス料理をやろうって決めていたからですか?
そうですね。NHKの番組なんかでよくヨーロッパの職人のドキュメントなんてやっているじゃないですか、それをずっと観てたのでどうしてもヨーロッパに興味がありまして、そういう職人的な仕事に惹かれていたんですよ。
Q:卒業後、この店に入るまでの経緯は?
これがまた面白い話なんですよ。最初の店は『ペリゴール』(西宮、卒業生の店)です。実は夏休みに店を訪問しようと思って数軒の電話番号を控えていたんですよ。ところがほとんどの店が休みで電話がつながったのが『ペリゴール』だけだったんです。それでそこに決めました。
Q:『ペリゴール』で仕事した時間はどれぐらいですか
あまり長くはなかったです。1年半ぐらいですね。いろいろあって辞めてしまいました。で、その日に『ダイニング・ガーデン』(『オルフェ』と同じ経営母体の店)へ『ジャン・ムーラン』で仕事をしていた友人と食事しに行こか、ってことで行ったんですよ。そこに彼の『ジャン・ムーラン』時代の同僚が働いていて、僕の状況を聞いて「今度フランス料理店をオープンするんで、よかったら来る?」って言われたんですよ。それで行ってみようかな、と。
Q:でも、料理人としてでしょう?
もちろんです。でも、全スタッフが集合した日にね。「今から発表する人はサーヴィス担当でお願いします」って言われて、そこに僕の名前があったんですよ。それからずっとサーヴィスでやっています。
Q:最初はやはり不本意でした?
いえ、最初から楽しかったです。ぜんぜん嫌ではなかったです。
Q:料理を学んだことはサーヴィスの仕事に役立っていますか?
そりゃ、役立ちますね。お客様に料理のことを尋ねられたりした時にも答えることができますし。
Q:サーヴィス業務を始めて何が一番難しかったですか?
お客様との対話ですね。僕はもともとお喋りなんですけれど最初は難しかったですね。
Q:この仕事における充実感ってなんでしょう?
そうですね。やはり「ご馳走様!」って言われることでしょうか。それが心から言ってくださっていると感じる時はとくに嬉しいですね。それはお客様の目を見ればわかりますからね。
Q:お客様の顔を覚えることはやはり大切なことですか?
すごく大切だと思いますね。リピートされる方がけっこう多いので料理が重なってしまうようなことがないためにも大切ですね。
Q:そのあたりは自分なりの苦心があるのですか?
そうですね。支配人(OB)はお客さますべてに名刺を渡されます。僕も最近ようやく名刺をもてるようになったので、できるだけ渡すようにはしているんですけれど僕の場合は直感的に波長が合うお客様にだけ渡すようにしています。そうしないと僕のスタイルで接することができなくなるので。
Q:勤務時間と仕事の流れを簡単に教えてください。
午前10時から遅いときは深夜12時ぐらいですか。アイドルタイムには少し時間があるのでCDや本を見に行っています。仕事の流れは朝、来るとまずはタバコを一服ですね(笑)。それから掃除をすべてやって賄いを食べてから営業です。11時からミーティングで11時半ごろからお客様がいらっしゃいます。昼のお客様が引くのが平均でだいたい3時から3時半ですね。で、4時半ぐらいまで自由時間があって店に戻ってきます。夜のサーヴィスが終わってから最終の掃除して終わりですね。
Q:当面の目標は?
そうですね。僕はまだソムリエの資格持っていないんです。ま、お客様はやはり持っている人にワインをまかせるほうが安心できると思いますね。ですからとりあえず来年、ソムリエ試験を受けようかなと。当面の目標はこれですね。
Q:最終的な自分の夢は?たとえば自分の店を持ちたいとか?
それはまちがいなくありますね。サラリーマンやっている僕の友人なんか僕よりもはるかにいい給料もらっていますからね。悔しいじゃないですか。
Q:サーヴィスってひとつのレストランにとればとても大切な要素だし、仕事しても大変ですよね。
そうですね。でも、この道でやっていきたいですね。僕は存在感のありすぎるサーヴィスはしないでおこうと思っているんです。あくまでさりげなく、でも必要なことはやっているというサーヴィスができればいいなと思っています。
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