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(辻調理師専門学校39期生/辻調理技術研究所12期生 )
2004年2月
「文琳茶菓舗」
(東京・中目黒) 就職 |
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スタッフたちと
左から)
宮田氏、小野氏、恒岡氏、明氏
※宮田氏と明氏も辻調グループ校の卒業生 |
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Q:料理の世界にすすまれた経緯を教えてください。
実は、私の母親はあまり料理が上手でなくて(笑)、「自分はきちんとした料理ができるようになりたい」と思い立ったのがそもそものきっかけです。毎日ある食事だからこそ、美味しい料理を楽しく食べたいですよね。私は凝り性なので「料理を学ぶのなら徹底的に学びたい」と思って、料理の専門学校へ行くことを決心しました。
Q:ところで、辻調を選んだ理由について教えてください。
私が通っていた高校に届いた各種専門学校の資料の中で、辻調の資料がひときわ大きくて「なんだ、これは?」と感じたのを今でも覚えています。その資料を手にとって読んでみると、“食”の全てに力を入れている学校だと思いました。当時、自分はまだ何料理をやりたいのか具体的な考えがなかったのですが、何に興味をもっても全部きちんと学べる場があるだろうと思いまして、それで入学を決めました。
Q:中国料理を選択したのは、何かきっかけがあったのですか?
最初はお菓子に興味があって製菓の専攻科を申し込もうとしたのですが、既に定員に達していまして、それで点心・デザートの専攻科を申し込みました。この専攻科を通じて点心の面白さに目覚めました。
Q:恒岡さんにとって、点心の魅力はなんでしょうか?
点心は見た目にきれいですよね。いろいろな小さくきれいな点心を作るのが楽しいです。100個でも200個でもひたすら点心を作りますよ。こういう作業が元々好きなのだと思います。ただ、同じものをずっと作り続けているわけではありません。同じレシピ通りに作っても、気候や天候の違いによって微妙に仕上がりに差が出てきます。「今日は晴れているからちょっと分量を変えてみよう」とか、傍から見たら気づかないことでも、私の中では常に仕事は変化しているわけです。「どんどん良くなっている」という自己満足的な喜びを感じています(笑)。
Q:2年次コースの技術研究所(以下、技研)に進学していますね。
はい。調理技術をもっと学びたいと思ったからです。技術研究所という名の通り、技術をさらに深く学べる場があって、しかも自分の好きな中国料理を専門的に勉強できるというのが魅力でした。
Q:いざ就職してみて、技研での経験は役に立ちましたか?
技研に進まなかったら、今の自分はなかったと思います。最初の就職先の料理長が辻調の卒業生でして、「技研卒ならこれくらいの仕事はできるというのを俺は知っているから、君に任せるよ」とおっしゃってくれました。実際に「今から海老餃子を作って」という感じで、1年目から点心を担当していました。私は、点心を作りたいという気持ちが強いからこそ厨房に立つことを決めたわけですから、仕事を任せてもらえるのはとても嬉しかったです。もちろん、失敗して怒られることもよくありましたけれど、なぜ失敗したのかをきちんと教えてくれたので、とても勉強になりました。その積み重ねで、順調にステップアップしていきました。多分、他の人よりも次のステップに進むのが早かったと思います。技研を出たことでそういう利点がありました。
Q:最初から仕事を任されて怖じ気ついてしまうことはなかったのですか?
なかったですね(笑)。私は、人から期待されるとやる気がでるタイプなのですよ。「おまえならできるよ」と期待されると嬉しくてその期待に応えたいと思って、つい頑張ってしまいます。プラス思考でないと、厨房ではなかなか活躍できませんね。
Q:今のお店に入店された経緯を教えてください?
前のお店で働いていたときの料理長の紹介です。その人が今の店で働いていて、「お店で点心を始めるので人を探しているんだけど、どう?」と誘ってくれました。私のことを期待してくれているということもあり、また『文琳』の料理長に考えに感銘を受けたということもあって、「ぜひお願いします」とその場で引き受けました。
Q:現在の勤務体制と仕事内容について教えてください?
朝は9時頃に出勤します。夜の営業がだいたい12時頃に終了しますので、12時30分には帰宅します。休日は週1回です。仕事内容は、お店の点心担当です。ただ、サーヴィス・スタッフが不足しているときは自分で作った料理を自分でサーヴィスします。オーダーを取ったり、ドリンクを作ったりすることもあります。
Q:仕事をしていて、どういった時に充実感を感じますか?
やはり、美味しい点心ができたときですね。試行錯誤を繰り返して出来上がった点心をお客様が食べて「美味しいね」と言ってくれたときは「やったー!」って感じです。
Q:これまでの経験の中で、何か記憶に残っているエピソードはありますか?
ある職場で「調理場に女はいらない」と言われたことがありました。「私と一緒に働いたことないのになんでそんなことを言うの?」と悔しくて悔しくて。仕事で見返してやりたい一心で、一所懸命働きましたね。結局、この人が職場を離れる際に「お前だったらうちの点心を任せても大丈夫だな」と、私のことを認めてくれました。この人とはいまだに連絡を取り合っていて、レシピなど情報交換をしています。結果的には、いい出会いだったのかもしれないと感じています。
Q:これまで仕事を続けてこられたのは、恒岡さん自身はどのように考えていますか?
“人との出会い”、“人との繋がり”があったからですね。辻調に入学するに際して両親に学費を負担してもらったので、この仕事をすぐに辞めるわけにはいかないという気持ちがありました。職場では、多くの先輩に可愛がってもらいましたので、私が仕事を頑張ることでその先輩方に少しでも恩返しをしたい、期待を裏切りたくないという気持ちが私を支えてくれたと思います。もうここまできてしまったら、辞められないですね(笑)。
Q:スタッフの皆さんから「ツネさん」と呼ばれて慕われていますね?
スタッフ同士、とても仲がいいですね。職場の雰囲気は和気あいあいとしています。やはり、楽しく仕事をするほうがいいので、そういう雰囲気作りは積極的にしています。仕事と関係のない人間関係で悩むのはおかしいですよね。
Q:当面の目標はなんですか?
辻調では広東点心を中心に学びました。今の料理長が北方点心に興味があるので、一緒に勉強しています。広東にこだわらず、中国各地ならではの点心・デザートを勉強したいです。
Q:将来的には独立ですか?
最近、独立を意識するようになりました。お店のオーナーになるというのは、とても大変なことだと思います。それでも、自分のお店を持つのは楽しいのではないかなと考えるようになりました。まだ先の話ですが、街中から少し離れた静かなところで、点心とお茶だけの小さなお店をしたいですね。
Q:最後に、中国料理店の厨房で働いている女性の数はまだ少ないと思いますが、これからこの業界に入ろうとする女性たちに何かメッセージを?
中華鍋を振るとなると女性には身体的に厳しいかなと思いますが、点心・デザートなら女性でも充分やっていけますよ。実際にこの店では、私ともう一人の女性で点心・デザートを担当しています。ただ、自分の意見をはっきりと言えるくらいの精神的な強さは必要だと思います。
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