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アリゴテ

 ブルゴーニュで、シャルドネについで多く栽培されている白ワイン用葡萄。どちらかというと線の細い、それでいて荒削りなところのあるワインになりやすいため、日常消費用か、あるいはクレーム・ド・カシス(黒スグリのリキュール)を使ったカクテル「キール」のベースワインとして使われている。
 ただし、ブルゴーニュ南部コート・シャロネーズにあるブーズロン村のアリゴテだけは例外である。ここでは、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのオーナー、オベール・ド・ヴィレーヌ氏がアリゴテの栽培に力を注いでおり、現在ブーズロン村はアリゴテ種指定のAOCに昇格している。
 

●ブーズロン アリゴテ
 ドメーヌ・ド・ヴィレーヌ
 コート・シャロネーズ地区ブーズロンAC


アリゴテの聖地ブーズロン村の名品。同じアリゴテでも、このワインには、他の地区のアリゴテにありがちな荒削りなニュアンスは全くなく、香りは優しくフルーティで、酸味もすがすがしく清潔。太陽に恵まれたブルゴーニュ南部ならではの、まろやかで軽やかな口当たりも心地よい。同じ醸造元が同村のレ・クルという畑でシャルドネもつくっているが、この村に関する限り、シャルドネよりもアリゴテのほうが格上の味がする。適地適品種の典型といえるだろう。

 
ピノ・ブラン

 ピノ・ノワールの皮の色が白い突然変異種。(ピンクの突然変異種ピノ・グリからの変異種との説もある)。
 イタリアではピノ・ビアンコ、オーストリーではヴァイスブルグンダーと呼ばれ、シャルドネと混同されたり、あるいはシャルドネによく似た葡萄だくらいの認識で人気を集めている。
 ブルゴーニュではもはや栽培されておらず、現在ニュイ・サン・ジョルジュ村のアンリ・グージュ家でピノ・ブランの名前で栽培されている葡萄は、近年になって同家の畑で発見されたピノ・ノワールからの白い変異種で、つまりは同名異種である。
 フランスの栽培の中心はアルザスだが、ここではそれほど尊重される葡萄ではない。
 イタリアでは、辛口ワインとして人気が高く、微発泡性の軽やかなワインに仕立てられることが多い。発泡性ワイン「フランチャコルタ」の原料のひとつでもある。
 オーストリーでは、ヴァッハウ地区の厚みある辛口やブルゲンラントの貴腐ワインなどが人気を集めている。
 
●アルト・アディジェ ピノ・ビアンコ
 フランツ・ハース
 トレンティーノ・アルト・アディジェ地方
 アルト・アディジェDOC


この地方の元詰めワインメーカーとして定評のあるフランツ・ハース家のピノ・ビアンコ。大地のミネラルとブドウのもつ自然な個性を大切にする醸造元で、その哲学がストレートに実感できる個性的なワインになっている。噛めるほどに凝縮されたミネラル、乾し草や様々なドライ・ハーブのスパイシーな香り。フルーティさをそぎ落とした徹底した辛口で、初対面で打ち解けるような分かりやすさはないものの、頑固オヤジを思わせるような不思議な魅力をもっている。
 
ヴィオニエ

 フランスのコート・デュ・ローヌ地方の小さな小さな銘醸村「コンドリュー」と「シャトー・グリエ」で栽培されている、極めて香り高い品種。
 杏や白い花、トロピカルフルーツなどを思わせるフレッシュな香りが、ほとんど圧倒的なまでの密度で立ち昇る。酸味は穏やかで、味わいにも厚みがあるが、新鮮なうちは、決して重く感じることはなく、そのみずみずしい味わいは実に心地よい。
 収穫の翌年が最もおいしく、長く寝かすと、梅酒のような香りに変化してしまう。
 そのため、日本では、一番おいしい時期に飲むことはめったに出来ない。現地を訪れたら、ぜひともお試しいただきたい美味である。
 ただし、シャトー・グリエ(とコンドリューの中でも特殊なロベール・ニエロに代表される一部の醸造元)では、熟成した梅酒香を好むようで、わざわざ樽に寝かせてヒネ香を出してから瓶詰めしている。
 近年では、この村以外のローヌ地方やラングドック・ルーション、あるいはアメリカなどでも栽培が始まっているが、元祖ほどの香り高さはなかなか出ないのが現状である。
 

●コンドリュー ラ・プティ・コート
 ドメーヌ・イヴ・キュイロン
 コート・デュ・ローヌ地方コンドリューAC


イヴ・キュイロンは、コンドリューを代表する名匠として知られている。コンドリューに8ヘクタールの畑を所有し、減農薬栽培で、畑の潜在力を引き出している。完全な辛口仕立てで、凝縮されたミネラル香の後から、洋ナシや桃、パイナップルなどを思わせる心地よい果実香が立ち昇る。ただし、香りの表現から想像されるような派手なワインでは決してない。酸味は穏やかだが、重い印象は一切なく、風味はあくまでも繊細かつエレガント。驚くほどの気品に満ちている。

 
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■Vol.1「シャルドネ種」前編
■Vol.1「シャルドネ種」後編
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■Vol.2「カベルネ・ソーヴィニヨン種」後編
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