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4月7日、桜が満開の大阪城、入学式が終わってから一組のご夫妻
が訪ねて来られました。 ご主人は、なんと30年前に私が担任をしていた時の卒業生でした。 お互いに、しばし顔を見て発した言葉は・・・、 「先生!」「おー!」握手をしたまま数十秒。30年の空間を埋めるにはそれで十分でした。 卒業生の高村さんは今もフレンチの料理人として第一線に立っておられます。 訪ねて来られたのは、今日の入学式にお子さんが出席された為。 飲食の業界に身を置く卒業生のお子さんが母校に入学して来られる・・ 学校の教職員として、嬉しい、そして誇りを感じる瞬間です。 「同じ職業を選択したということは、子供が親の背中を見てきたと いうことでしょう。厳しくはあるけれど格別の喜びもあるこの世界 で、せっかく勉強するなら、親父の出た学校へ行けと話して送り出しました」と、高村さんは言います。 懐かしい先生ということで永作達宗先生・西川清博先生の名前があがり、同席されたので話しが一層盛り上がりました。フェスティバル(当時の名前は卒業料理展)で料理製作のため殆んど寝ずに取組んだこと・・ まだあるんですかあの汚い寮は(笑)・・、 初めてのフランス研修旅行でポールボキューズ氏に会えた感激と共 に忘れられないあの濃厚なソースの味・・、 授業で、テレビ「料理天国」に出演している先生方が目の前にいる ことの感檄・・、 ご自身が卒業時、全校でただ一人「フェルナンポワン賞」を取られ たこと・・それが自信につながった若い頃・・、 嬉々として話されるご主人の顔と私達の顔を交互に見ながら微笑んで おられた奥様の顔が印象的な、「あっ」という間の一時間でした。 今も年賀状のやり取りをしておられるという、当時、一年間お世話に なったアルバイト先の蕎麦屋のご主人に会って東京に帰りますと学校 を後にされました。 30年前というと、私達も若かった。 ひたすら教えることに汗をかき、怒鳴り、あした教える為に毎日遅くまで研究をし・・、 学校は「明日また学校へ行こう!」というたくさんの学生によって支 えられてここまで大きくなってきたんだとつくづく感じます。 今日は母校によく訪ねて来られ、お子さんを委ねていただきました。 ありがとうございます。 しっかりお預かりいたします。 そして、成長された姿でお返しいたします。 一口に30年といってもいろんな事があった筈です。 それにしても、とっても良い顔になられていましたね、高村さん!
※業生子女・兄弟姉妹授業料減免制度についてこちらから |
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