世界大会、中国厨師節の開幕式
世界大会は、中国内外の中国料理調理師の交流と調理技術の発展を目的として1992年に第1回目が行われている。その後、4年毎に開催され、2000年には東京も会場となった。この世界大会は、いわば「中国料理のオリンピック」であり、世界の技術レベルを再認識する場でもある。では、今回の大会について簡単に説明しておこう。
日本選手団および日中協関係のスタッフ、応援メンバーは成田、関空、福岡に分かれて出発、それぞれ夕方には北京入りした。北京市内は曇天に加え、スモッグと思えるぼやけた空気に包まれている。
北京空港から宿泊先のホテル「西苑飯店」に移動、選手はホテル内の大会受け付けで登録を済ませ、明日の予定を聞かされる。それと同時に海外組の選手は、ブラックボックスの籤(くじ)を引き、麺点部門の石川助教授は、揚げる、蒸すが指定され、競技日は2日目と決まった。審査員も同様に登録し、専用の白衣と審査基準の細則が手渡された。
夕食を兼ね、日本選手団を励ます会が市内の超人気店「大董」で行われた。この店は独特の技法で焼いた脂肪分の少ない北京ダックを売り物とし、近年は斬新的な料理でも話題になっている。 後日、「鴨王」でも北京ダッグを食べたが、家鴨の品種、焼き方、切り分け、サーヴィス方法など300年以上も歴史のある料理が、今なお進化していることに気付かされた。他にも北京では名菜といわれる料理の普遍的な魅力を再発見し、伝統的な中国料理の底力を感じた。 席上、当初は選手たちも不安そうな面持ちで緊張していたが、北京ダックの出るころには雰囲気も和らいでいた。日本選手団そして石川助教授の健闘を祈りたい。
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