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【ガレット・デ・ロワ】とは?
地方によってその製法は若干異なるが、一般的にはパイ生地にクレム・ダマンドをたっぷりと詰めて焼き上げた菓子というイメージが強い。フランスでは1月の風物詩として、クリスマスが過ぎた頃からお菓子屋やパン屋、食料品店などで売り出され始め、1月6日(キリスト教の祭日【エピファニー】*1)に食べるとされている。
【ガレット・デ・ロワ】に欠かせないのが、金色の紙で作られた王冠とフェーヴ*2。【ガレット・デ・ロワ】の中に仕込まれたフェーヴが当たった人は王冠をかぶり、その日一日は王様(もしくは女王様)として家族や友人から祝福され、同時に新しい一年の幸せも約束される。 |
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デザインはいろいろあります |
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*1【エピファニー】
エピファニーはギリシア語の<出現>という言葉に由来。イエス・キリストの誕生を知った東方の三博士(フランス語ではレ・ロワles
Rois)がベツレヘムを訪れ、黄金・乳香・没薬を捧げたことを祝う日。
*2【フェーヴ】
そら豆の意味。以前は、乾燥したそら豆を【ガレット・デ・ロワ】の中に入れていたが、現在は陶器製や金属製などの小さな人形(宗教上の人物や食べ物、乗り物、動物など数多くの種類がある)が使用されている。このフェーヴを集めるのも、【ガレット・デ・ロワ】の一つの楽しみである。 |
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去る10月25日、『クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ』の副会長(関西支部会長を兼任)を務める西原金蔵氏(辻調理師専門学校19期生、『オ・グルニエ・ドール』オーナーシェフ)を講師に迎えて【ガレット・デ・ロワ】のセミナーが開催されました。 |
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西原氏には『オ・グルニエ・ドール』のレシピを基に【ガレット・デ・ロワ】を作っていただき、セミナー終了後には出来上がったものを切り分けて、セミナー参加者一人ひとりにふるまわれました。もちろん、その中にはフェーヴを仕込んでいましたので、フェーヴが当たった方は西原氏から王冠をかぶせてもらい、祝福のキスの代わりにスペシャルプレゼントを手渡されました。 |
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『オ・グルニエ・ドール』オーナーシェフ 西原金蔵氏作
レシピはこちら
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日時 |
2006年10月25日(火)午後2時〜5時 |
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会場 |
エコール辻大阪 |
講師 |
西原金蔵氏(辻調理師専門学校19期生)
【プロフィール】
1979年、辻調理師専門学校を卒業後、渡仏しパリ『レカミエ』で研修。帰国後、神戸『アラン・シャペル』入社。1987年に再度渡仏し、『アランシャペル』ミヨネー本店 製菓長就任。その後、(株)ホテルオークラ神戸
副製菓長、(株)資生堂パーラー 総製菓長、(株)シーサイドホテル 舞子ビラ神戸 総製菓長の就任を経て、2001年『オ・グルニエ・ドール』をオープン。1998年からコンピトゥム幹事を務める。
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『クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ』
多彩なフランス伝統菓子の魅力を伝えることを目的として発足。古くからフランスで愛されている幸福を運ぶお菓子【ガレット・デ・ロワ】は本クラブの象徴。
公式HP |
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